TOPへ
民宿鉄砲場 第三鴻益丸
代表   栗本 道雄
島(御蔵)時間を過ごそう

 都会からこられたお客さん、ちょっと田舎からこられた人も、島時間をのんびり、ゆっくり味わってください、もちろん海にも、山や森にも案内します、それぞれの場所で島に来られた人の島時間の使い方、旅の途中のお手伝いを、鉄砲場スタッフがさせていただきます、来島するのに大変な島ですが・・・。
御蔵の森や山へ出かけよう

 小さい島のわりに高い山、深い谷、豊富な湧き水、この山や森の主役はやはり人ではない、「巨樹・巨木」「オオミズナギドリ(御蔵では通称カツオドリ)」をはじめとする野鳥たちだろう、その山や森の一部を人が使い自然の仲間に入れてもらっている、そんな感じの山や森がある。
 太古の森、土砂崩れの現場、回復途中の場所、人の手が入った場所、海と同じで山や森にもいろんな顔がある。
 森に入って御蔵の空気をたくさん吸ってみよう。
御蔵の海へ出かけよう

 御蔵の小さな港から小さな漁船に乗って御蔵の海に出る、時期にもよるがそこは世界一巨大な海流、「黒潮」本流の真っ只中だ、流れる潮、波も風もある、厳しく荒い海、しかし大変豊かな海だ。
 ドルフィンスイムをするために海に入る、濁った場所、すばらしい透明度の場所、イルカが居る場所、魚が多い場所、真水が流れ込む場所、周囲約16kmの島の周りに様々な顔の海がある。
 またイルカが現れた、みんなの周りから離れないイルカ、すぐに通り過ぎるイルカ、波乗りに夢中なイルカ、いろんなイルカがいる、「どうして?」「当たり前!」彼ら(イルカ)は野生のイルカだ、人間の都合は一切関係なく、彼らの意思で御蔵の海で餌を食べ、遊び、休み、子供を生み育て、そして一生を終えていく、それはごくごく自然のことで珍しいことではない。
 御蔵島でのイルカウォッチングは野生生物である彼らの生活場所にお邪魔させていただく、そんな気持ちを心の隅においてでかけよう。
 とにかく2人を連れて御蔵の海に出る、凪もまずまずなので島を一周する、当然のようにイルカが現れる、友人の男性はカメラを持っていて随分一生懸命に写真を撮っていた、もう1人の女性の友人はイルカを見るたびにすごくうれしそうに声をだしたりイルカを呼んだりしていた、自分にとってはすごく当たり前の光景がこの2人にはすごく新鮮で驚きのようだ、港に帰り2人が御蔵に居る間、話をするうちに、      「どうも御蔵の人、以外には島の近くでイルカをしょっちゅう見るのは珍しい事みたいだ。」
 この2人の友人、男性の方は、カメラマンの宇津孝さんと当時アイサーチジャパンの代表だった岩谷孝子さんでした。
 2人との出会いが今思うとイルカとの旅の始まりのように思われます。
イルカとの旅の始まり

 1992年、今は友人だが、その時はもちろん初めて会う2人の友人が御蔵島を訪れた、年齢も自分と同じか近かったのですぐにいろんな話が出来た。
 この2人の友人に何故御蔵島にやって来たのかを聞くと「御蔵島にはイルカが住んで居ると聞きました」と言う、        海には海水があり、船が浮かび、魚が泳ぎ、冬には時化る、海草や貝が沢山あって、すごく厳しいけど、楽しい所、そしてそこには当然イルカも泳いでいる、御蔵で生まれ育った自分にとってそれはごくごく普通の事なのだ・・・

オーナーからのメッセージ